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身体と土地は切り離せない、身土不仁


 

身体と土地は切り離せない、身土不仁

以前はマンションの水が嫌で、熊野古道の水(おお、ここにも三重県のご縁が!)を買っていました。
家の中にはペットボトルがごろごろ。ぜんぜんエコじゃない。
これを続けるってことは、自分だけ大事で地球のことを考えてない…と嫌な気分を味わいつつも、1ヶ月の飲み水代は何千円にも。

無農薬のほうれん草は小束で300円位するし、遠隔地から取り寄せて、もうビタミンもパワーないかも、と思いながら食べていました。

でも今ではパパが、ほぼ無肥料で無農薬野菜を作ってくれるし、水は温泉ついでに曽爾村の湧水を飲めます(おっと、これは他県だったよ)

なんて幸せ♪

 

地場の物を食べるということ

ところで皆さん、地場の野菜を食べていますか?

ま、まさか名張に住んでいながらスーパーで遠隔地の野菜を買っているんじゃ、、。
隣のおばちゃんが畑で作ってくれた野菜より、スーパーのものがきれいだからいい、なんて言ってるんじゃ、、。

遠隔地の野菜そのものがダメだって言っているのではありません。
でも人間は名張にいたら名張の空気と水が身体に詰まっています。そして名張の土地の地面からのエネルギーを受けて生きています。

生まれ育った土地のものを食べる。身体と土地は切り離せない、という考え、身土不仁という言葉をよく聞くようになりました。
地産地消とちょっと混乱しますが、こちらは経済性を考慮しての要素が入るのでちょっと意味合いが違います。

身土不仁を実現するためにはもうちょっと深い意味もあります。
同じ野菜でも、日本古来の風土の淘汰を受けてきたものを、農薬などで自然を汚しながら作られたものでないものを食べるべし、と。
人間は風土の一部なんだよ~一緒に生きていこうね~という考えです。

都会に住んで、お洒落なインターナショナルマーケットで高い野菜を買っても、高級レストランで高名なシェフの料理を食べても、身土不仁は実現できましぇーん。

生産地を抱えたここでならできること!
年をとっても現役で野菜を作ってくれる、おっちゃんおばちゃん、おじいさんおばあさんか人生のお手本かも。

ビバ、名張!

この記事を書いた人

出張料理バルバル

菅井 美幸

菅井美幸。1968年生まれ。メキシコや世界のあちこちと東京を食べ歩いたその勢いだけで、29歳のときにバルバルを開店。都内唯一の、アボカド料理が人気のダイニングとなる(その後アボカド料理屋は都内でも林立)。個性的なセンスが老若の女性に受け、16年に渡って店を営業。41歳で長女を出産。46歳で名張に移住。ほぼ野菜だけでも作れる料理を提唱し、名張市でワンディカフェの出店や出張料理を行う。子育てと自身の病気の経験から食養生と薬膳を学び中。