nanowa びと

バルバルさんの野菜ご飯(7)


花粉症の季節ですね。

皆さん、花粉症は大丈夫ですか?

 

食事で軽くなる花粉症

 

中医薬学では、アレルギーの大元の臓器は肺であるといいます。
肺と皮膚と鼻、さらに肺の五腑である大腸、それらはすべて繋がっています。

腸内免疫の話は広く知られるようになってきましたが、人間は腸の細菌が身体の免疫を司っています。

免疫疾患は花粉症に限らず、腸が良くなってくると改善されるといいます。

 

腸を汚す食品
・過剰な乳、動物性食品
・添加物をはじめとした化学物質
・過剰なアルコールや刺激物
・質の悪い食用油
・必要以上の薬
・農薬
等々

 

肺を汚すのは
・大気中の化学物質や農薬
・家庭で使われる殺虫殺菌スプレー
・芳香洗剤、芳香剤は常に揮発していて肺から入り血液を巡ります

 

皮膚を汚すのは
・必要以上の塗り薬など
・過剰なヘアケアによる科学薬品
・台所洗剤など直接皮膚に触れる洗剤
・衣服に付着している芳香洗剤(経皮毒として皮膚に入ります)
等々。

 

私たちの周りは汚すものの方が多いかも知れませんね。

食べ物にできることはわずかだと思われるかもしれませんが、汚すものを排除していくことで、食べ物による薬膳の恩恵も得やすくなります。

私は年々花粉症が軽くなってきました。
東京にいたときや、こちらに越してきて一年目は常にティシューを持ち歩いていた私です。
皆さんもお試しください。
三年目から違いが出ます!

花粉症に効く野菜は?

花粉症に効く薬膳は、そんなわけで腸と肺に良いもの、
ということになります。

里芋、大根など腸に優しい食材を温かく調理して取り入れます。
それから生姜、葱、シソなど辛味のあるもので肺の気を巡らせます。
さらに春には冬の間に停滞している身体の毒が廻りはじめます。それを苦味の野菜で消します。
自然界は春、苦味の野菜を用意してくれています。身の回りの野草にも目を向けて見ましょう。

ふきのとうのトマトソースパスタ、菜の花のトマトソースパスタ

 

【二人前材料】
ふきのとうお茶碗に一杯か二杯。
トマトの水煮三分の二
切り干し大根大根(細かくハサミでカットする)大さじ2
オリーブオイル適量
パスタ(リングイネかスパゲッティ)二人前

【作り方】
1、フライパンにオリーブオイル大さじ1から2を入れ、ざく切りにしたふきのとうを炒めます。
2、しんなりしたらごく軽く塩をして取り出します。
3、フライパンを洗わずいったん冷まします。
4、オリーブオイルを大さじ二分の一入れてオイルの冷たいうちに切り干し大根入れます。
5、そのまま弱火で切り干し大根に火を入れます。
(ビックリするくらいあっという間に焦げるので注意!)
6、ちょうどよくうっすらきつね色になった瞬間でトマトを入れます。
(おっと!油が跳ねるので注意!トマトを入れたらフライパンに蓋をしましょう!)
7、塩二つまみ入れて、味を見つつ煮ます。切り干し大根が美味しくなったらふきのとうを戻し入れてパスタソースの完成です。

 

ツナ缶を入れるとお子さま味になり、苦味の苦手な方にも食べやすいです。
切り干し大根はやや苦味のあるもの、甘いものさまざまですから好みのものを使ってください。
切り干し大根には毒だしと動物性食品の分解効果があります。
ふきのとうは最初にオイルで炒めることで苦味が和らぎます。
春の苦味は身体に染み入るように美味しいです。

菜の花で作るトマトソースは最初に菜の花を炒める必要はありません。
トマトソースだけ少し塩を効かせて作っておき、麺がゆで上がりそうになったら、ソースの中に菜の花をどっさり入れてさっと温めます。

そこに麺を入れると菜の花はちょうどよい位に加熱されます。菜の花から水分が出るので最後に塩で調整します。
菜の花はどっさり入れても意外と小さくなり、たくさん食べられます。

菜の花は調理後少したつと辛子風味が出てきます。パスタにするなら辛味を出さない方が合います。

こちらもお子さまならベーコンを入れると馴染みのある味になります。

菜の花パスタには、ソースを作るときに、にんにくと唐辛子をアーリオオーリオにして入れるとレストラン風です。

パルミジャーノなどかけたくなるところですね!
花粉症の方はチーズは少な目がおすすめです。

 

菜の花や青菜のジェノベーゼ風パスタ

 

【二人前材料】

カシューナッツ  50グラム(二時間以上浸水しておく)
にんにく  一かけ
菜の花か青菜   両手でお椀を作ってそれに乗るくらいの量
オリーブオイル  適量

 

【作り方】

1、青菜は茹でます。
2、茹でたら汁を絞らずに熱いままブレンダーカップに入れます。
3、カシューナッツ、にんにくも入れて撹拌します。
4、回りにくい時はオイルを加えます。
5、塩小さじ1で調味します。
6、1.2滴の醤油を入れると馴染みやすい味になります。

ここで美味しいと感じる味に作ることがポイントです。
美味しい塩を、美味しいと感じる量使ってください。
(普段外食やファーストフードをたくさん食べてる方は味が足りないと感じるかもしれません。その場合は少量のコンソメを入れてください)

7、茹でたパスタに絡めて出来上がり。仕上げにオイルをかけます。


写真は麻の実オイル。すごく合います。

通常ジェノベーゼは松の実とバジルで作りますが、松の実はとても高いし、松の実の油がしつこく感じて私はあまり使いません。

カシューナッツならオーガニックのものも安く手に入ります。(割れカシューナッツ、はらぺこあおむしさんに売られています)

このペーストは多めに作っておくとパンに塗ったりして重宝。
残念ながらこの量で作るならステイック型のブレンダーが要ります
フードプロセッサーで作るなら増量しないと回りません。

冷凍もできます。
色々な青菜でお試しください。
四月には小松菜などと蓬を半々にするのもおすすめです。
蓬はゆでて刻んで冷凍でき、一年中重宝します。
蓬もアレルギーにとても効果があります。

この記事を書いた人

出張料理バルバル

菅井 美幸

菅井美幸。1968年生まれ。メキシコや世界のあちこちと東京を食べ歩いたその勢いだけで、29歳のときにバルバルを開店。都内唯一の、アボカド料理が人気のダイニングとなる(その後アボカド料理屋は都内でも林立)。個性的なセンスが老若の女性に受け、16年に渡って店を営業。41歳で長女を出産。46歳で名張に移住。ほぼ野菜だけでも作れる料理を提唱し、名張市でワンディカフェの出店や出張料理を行う。子育てと自身の病気の経験から食養生と薬膳を学び中。