名張の面白スポット

大人も子供もでんぐり返り


4月4日、春休みの終盤。

名張武道会館いきいきで開かれた【マット運動部】へ取材に出掛けてきました。

マット運動って・・・子供の頃に体育の授業でやったあのマット運動?

今さら感が半端なく、部を語るにも針小棒大、いささか大袈裟・・・所謂、内輪受けの暇つぶしサークルなのでは・・・?

そう思われる方もいるでしょう。

 

・・・ところが!

 

体を動かすきっかけ作りは数あれど、まさか自分がでんぐり返り1回に苦戦するとは。

むぐぐぐぐ・・・・何事もやってみないとわからない。

 

 

活動前にお時間をいただき、部長の福永圭子さんにお話をうかがいました。

 

 

ナカミツ(以下N)  マット運動部を始めるきっかけは何だったのですか?

福永  去年の9月、名張幼稚園へ子供を通わせている母親仲間の現副部長(鳥越雅実さん)と「子供が幼稚園へ行っている間に大人だけで面白いことしようか。」と言って、体を動かしてストレス発散になる面白いことをしよう!と話が進んだのが“マット運動部”のきっかけです。

N  体を動かすといっても色々ある中で、何故“マット運動”だったのですか?

福永  そこはただのフィーリングです(笑)誰もしないような、バカバカしい事を大人になってから真面目にやってみようと(笑)誰がすんねん、という事をしたかったんです。

N  私も以前に何回か参加しましたが、いざやってみるとみんな前転すらまともにできなかったですね(笑)

福永  大人になってからマット運動をする人ってなかなかいないですよね?前転・後転、開脚後転なんて名前聞いただけで笑っちゃう。めっちゃアホらしいけど最近やってないし、(かつて授業で)やったことがあるから またやってみようかな、と。で、自分が柔道をしていたのもあって(※福永さん自身は小中高大学に渡って柔道経験者)いきいきが使える事も知っていると。集合をかけてみたら意外とみんなノリが良くて来てくれて、やってみると体を動かしたら気持ちよくて。

N  加齢とともに三半規管が弱ってくるとききました。

福永  はい。初めは前転一回する毎に眩暈、吐き気、頭痛・・・(笑)一回前転するので精いっぱい。でも小学生の頃はできていたはずなんです。それで、後から調べてみたら、やはり三半規管は老化すると知りました。それを鍛えるためには前転と後転を一日10回づつ続けると治っていくと。でも、自宅で一日10回前転・後転をしようと思ったらちょっと無理がありますよね。まぁ、それの基礎みたいな、少しづつ月一回でも体を動かしていくという、今はそういう位置づけです。で、(未就園児の)子供たちも広い道場へ来てわいわい親子で体を動かしてストレス発散になると。

N  1月、2月は道場も冷え込んでいましたが、しっかりストレッチ等をしていたら、ちょうど1時間程で体や手足が温もってくるのを感じました。

福永  暖房は1度も使ってませんね。

N  活動ペースは?

福永  今のところ月1回です。

N  参加メンバーは?

福永  小学生以下の小さなお子さんを持つママさんたちや、小学校・幼稚園へお子さんが行っている間の時間に来れる方ならどなたでも。

N  兄弟の下のお子さんもたくさん来ていますね。

福永  私の裏の思惑としては、子供たちに柔道場に慣れ親しんでもらって柔道人口が増えればいいなと。柔道人口が一時より減っちゃってるって聞いていて、それでも柔道が強い土地ではあるんで。いきいきへ来たことのないお母さんもいるじゃないですか。せっかくこんな立派な良い道場があるので子供さんが柔道に興味を持てればというちょっとした思惑は私だけあります。副部長は関係ないです(笑)

N  始まりは名張幼稚園のお母さんが発信だったところ、垣根を越えて市内の小学校・幼稚園の在校在園の方が参加されていますね。

福永  今一番遠くから来られているのは、美旗小のお母さんですね。チラシを作ったら写真を撮ってそれをLINEで各サークル・各幼稚園・各保育所へ回してもらうという形で広げていってもらっています。お子さんが小さいうちは申込みもたいそうなので、参加費1回50円という設定にしていて、初めは会場費500円を来た人数で割っていたのですが、何十何円の徴収が管理しにくいしみんなも出しにくいので、一律50円にして人数が多く集まった回は余剰金として繰越するという形です。非営利団体なんで私の使い込みはありません(笑)

N  特に名簿制でもなく、当日参加でいけますか?

(と聞いている最中に「はじめましてーーー。お友達に聞いて来ました。」と、赤ちゃん連れのお母さんが初参加!)

福永  現地集合で当日来てくれた人が参加者です。

N  このインタビューを見て、これから参加してみたいなという方にメッセージを。

福永  後付なんですが、色々調べてみたらやれば体に良いことが結構あるんです。ダイエットにもなるし体幹が鍛えらる。それで、ナカミツさんが参加して以来、筋トレの要素が入ってきて筋トレ器具とか置くようになって(笑)。30歳過ぎたら筋肉って1年間で数%づつ減っていくんです。それが何もしなければ減っていくところを、月1回でもちょっとづつ使うことで鍛えれますし、私自身筋肉痛がなくなってきました。月1回1時間だけでも前転・後転をやってみるだけで体の刺激になり気持ちのリフレッシュにもなります。

N  あ、そろそろ10時になりますね。

福永  では、今から始めましょーーーーー!

 

入念なストレッチ、大事です。

体幹を鍛える1分間筋トレ。

 

容赦なく負荷をかけてくる子供たち。

 

お話を聞き、体験してみて

 

 

ママ友同士の面白半分の発案・偶然の産物で、いざ始めてみると、一人一人が想像以上に知らしめられる出産を経過したフィジカルの衰え。

“おもってたんと違う”自分に気付いた時の幾ばくかの焦り。

些細な冗談が本気になってきた瞬間。

 

「ちょっと待って、お母さんにでんぐり返りさせて。」

と真面目に子供に訴えかけ、できない事を克服したいという童心に立ち返った一人の女性たちの姿。

企画は緩いが熱いスポット【マット運動部】

 

 

 

取材後、福永さんがおっしゃった

「大人が楽しんでないと、子供も楽しめないと思うので!」

という言葉と、彼女の素直な柔道愛が印象的です。

 

たまにはお母さん、

でんぐり返りしてみるのもいいものですよ。

 

 

次回は、2017年5月9日(火)午前10時~11時

in名張武道会館いきいき柔道場

この記事を書いた人

irotooto

ナカミツ カヨコ

兵庫県神戸市出身・短大美術科卒後、油絵・ペン画・色鉛筆・チョーク・ポスターカラー等様々な画材で絵画制作を“細々と”続ける。結婚を機に2008年より名張市に移住。 現在市内にて七宝焼きアクセサリー・プラバン工芸・イラスト制作【irotooto】として活動中。三児の母親。