美旗から新たな名産「そば」を!
やわらかな春の日差しに包まれているような印象。終始にこやかな笑顔。人柄が全身から滲み出ている。地縁法人美旗まちづくり協議会・環境部に所属する中崎正績さんが中心となって、「休耕田を使ったそばの実づくりと商品開発」がすすめられている。
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信州旅行から
始まった
そばの実づくり -
退職後、夫婦で信州旅行へ出かけた時に、偶然立ち寄った道の駅で「そばの実キロ四百円」で販売されているのを見つけた中崎さん。「減反になっている休耕田、あのままではもったいない。」と旅先でヒントを得て、勢いで「そば打ち道場」まで申し込んでしまった。遠くから来た中崎さんご夫婦を、地元の蕎麦打ち名人が丁寧に教えてくださったそうだ。これならできるかもとすっかり蕎麦の魅力に取りつかれ、気軽な気持ちで、地元名張の休耕田でのそばの実づくりにチャレンジすることになる。
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たった一人、
手探りの
蕎麦の実づくり -
「うちの休耕田も利用して。」と、自分の田と、ご近所の方の田畑でのそばの実づくりを始めて五年目。まだまだ苦戦している。
「最初の年に簡単に蕎麦の実が採れたんです「こりゃ簡単にできる」と思ったが、翌年は台風、雨にやられた。雨風で一旦倒れてしまったそばの花は、倒れきった真ん中から伸びてくるので、すべての刈り取りは難しくなる。信州などのそば処のようにはうまくいかない」と残念そうに語る。地域によって使うそばの種や肥料が違うし、産地と違い同業がいない。当然支援も受けづらい。さらに独学。試行錯誤はまだまだ続いていく。
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楽しみ、
地域と共に -
数年前よりぶどうやメロンのように、新しい地域の名産品として発信できるよう、応援していこうと、地縁法人美旗まちづくり協議会の環境部が中心となり、本格的に取り組みをはじめた。
手打ち蕎麦はもちろん、蕎麦雑炊、蕎麦粉を使ったクレープ、クッキーを開発し、試食、イベントなどでのふるまい、販売なども行っている。安定的に蕎麦粉が収穫できるようになったら、蕎麦粉を使ったスイーツの販売なども検討していくそうだ。中崎さんは、「そばはアレルギーもある。食べてもらえる方に提供できて、結果的には地域貢献につながればいいな」と謙虚に笑った。
information
地縁法人美旗まちづくり協議会
環境部:中崎正績
〒518-0616
三重県名張市美旗町南西原229-3
TEL: 0595-65-3007
http://www.facebook.com/mihata.co
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