
伝承したいのは 「みのわ」の想い

「やわらかい口当たり。飲みやすい。日本酒が苦手でも呑める。」
そんな声がいろいろなところから聞こえてくる。名張市箕曲・箕曲地域づくり委員会が地元の蔵元・澤佐酒造とコラボして作り出すお酒「みのわ(神の穂天日干純米大吟醸)」が話題となっている。
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人々の地元愛
・お酒愛 -
「これからの社会は面識社会。箕曲に住んでよかったと思ってもらえる地域社会を作りたい―。」
平成二十三年五月に「みのわは、桃の里構想」がスタートした。
「箕曲地域に酒蔵があって、この酒蔵を一つ箕曲地域の情報発信の場所にしたい。どうせなら休耕田を使って、その酒蔵でつかう酒米を作ることを通じて、箕曲人を作りたい、地域の人間であるということの再認識を計っていきたい」と語るのは、箕曲公民館館長・米本源さん。年齢を感じさせない元気な地域のリーダーだ。
「夢みてんねん。」酒米サポーターのリーダー・栗田隆之さん。地域とお酒を愛するメンバーが笑顔で構想を練ったに違いない。
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箕曲人を
育てるための
酒米づくり -
酒米づくりには、地域づくり委員会の地域振興部が中心となりプランニング、イベントの開催などを行っている。しかし、委員である現役世代が米作りの全作業を請け負うことは難しい。そこで、米作りのノウハウを持つ六十代から七十代の男性八名が、酒米サポーターとして稲刈りまでの全工程をサポートし続ける。
いずれは、耕作面積を増やし地域特産物として生産できる体制までサポートしていくことを目標としている。今作業をしているのは単なる酒米作りではなく、次世代の箕曲を担う箕曲人を育てるための酒米作り。分業の最大の目標はここにある。
「桃やスモモには、花や実があるから招かずとも人が寄ってきて、樹の下に自然と小道ができます。暮らしやすい地域には、きっと人びとが寄ってくるはずです。」
酒を作ることは、箕曲人を育て箕曲魂を受け継ぐこと。そしてこの想いが全国のお酒が大好きな人々の心と喉を潤すのはもうすぐだ。information
箕曲地域づくり委員会
〒518-0441
三重県名張市夏見215
TEL: 0595-63-0453
http://www.facebook.com/minowa.co
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