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蒸留所視察で名張産ジンづくりの夢広がる/発掘!隠(なばり)の名産品#8


 

前回、名張産ジュニパーベリー(ネズミサシの実)で名張オリジナルジンづくりへの挑戦が始まったことを紹介しました。

実は、ネズミサシの実を使ったジンづくりは、既に商品化に成功しているところがあるのです。

それが広島!

というわけで今回はイーナバリ株式会社スタッフの方々が広島へ視察に行った様子を紹介していきます。

■□■この記事のPoint■□■
・地元素材を活かしたジンづくりの先進地!SAKURAOの魅力
・蒸留所視察!ジンづくりの様子を紹介

 

地元素材を活かしたジンづくりの先進地!SAKURAOの魅力

今回ジンづくりの見学に訪れたのは広島にある株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー様の蒸留所です。ジンを含む様々なアルコールの製造販売を行っています。

なぜこの蒸留所を視察に選んだのかというと、
◎ネズミサシの実をジュニパーベリーの代用としてジンを作ることに成功したこと
◎地元産にこだわり、広島の素材を活かしたジンづくりが実現できていること

この2点がイーナバリさんが目指す名張産クラフトジンの理想に近いことから、今回ジンづくりについて学ぶために視察することになりました。


出典:SAKURAO DISTILLERY

 

蒸留所視察!ジンづくりの様子を紹介

それではイーナバリさんから蒸留所視察のレポートを受け取りましたので、その内容をお伝えしていきます!

まず蒸留所の中に入ると目の前に飛び込んできたのが大きな蒸留器。

熱伝導が良い銅製の特注品です。

真ん中のひょうたん型の中にジンの元となる蒸留酒が入っています。そこにジュニパーベリーを始めとするボタニカル(植物成分)を漬け込み、熱を加えて再蒸留することでジンが出来上がります。

蒸留とは?という方は、ざっくりですがこちらの図でイメージしてくださいね。

蒸留所内には香りづけに使用されるボタニカルも展示されていました。

ジュニパーベリーはもちろん、ひのき、牡蠣の殻、クロモジなどが並んでいます。ひとつひとつ香りをかがせてもらい…

「クロモジはそのままでは何も香りを感じられませんが、パキッと折ってみると爽やかな香りがふわりと漂いました。ジュニパーベリーも実を割ることで香りが立ちます。折ったり割ったり変化を加えることで香りが生まれるところにボタニカルの面白さを感じました。」(イーナバリ北道さん)

視察の後のお楽しみは実食ならぬ実飲!何種類か購入して視察チームでいただきました。

そのお味は…

「使用するボタニカルによって香りも味も全く異なります。飲み比べして自分の好みのものを見つけるのも楽しそうですね。糖分が入っていないから何杯でもいけちゃう!」(イーナバリ杉岡さん)

美味しすぎて飲み過ぎに注意ですね。


↑↑人気商品の「SAKURAO GIN LIMITED」17種類の厳選した広島産ボタニカルを使用。

以上、収穫いっぱいの広島蒸留所視察でした。

今回の視察を終えて、イーナバリの皆さんも「名張市産の農産物でジンを作りたい!」という想いがますます強くなったそうです。その想いが早く形になって欲しいですね。


株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー様のHPはこちら↓↓
https://www.sakuraodistillery.com/

イーナバリ株式会社様のHPはこちら↓↓
https://enabari.world/

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