旬到来！今季もタネ菜の収穫＆販売スタート/発掘！隠(なばり)の名産品#10

12月に入り、寒さも厳しくなってきましたね。

さてさて、今年も名張野菜・タネ菜の季節がやってきました！

タネ菜とはアブラナ科の葉物野菜で、名張の一部農家さんでのみ栽培されている貴重な地域の農産品です。苦味やクセがないので食べやすく、シャキっとした歯ごたえを楽しめるのが特長。

昨年の記事でタネ菜について詳しく紹介しているので、「もっと知りたい」という方は是非ご覧ください。

タネ菜とは？名張だけ冬だけの地元野菜/発掘！隠(なばり)の名産品#2

今シーズンも無事収穫の時期を迎え各店舗での販売が始まりましたので、今回はその様子をお伝えしていきますね。

さらに！気になるタネ菜の栄養価についても後半で紹介していきます。

■□■この記事のPoint■□■
・生産者の方々と収穫の様子～タネ菜が店頭に並ぶまで～
・どこで買える？タネ菜の直売所
・タネ菜にはどんな栄養がある？栄養成分発表

生産者の方々と収穫の様子～タネ菜が店頭に並ぶまで～

11月中旬、タネ菜の生産者が一同に集まり、収穫や販売に向けての話し合いが行われたのでその様子を取材してきました。

やって来たのは国津の静かな里山。

タネ菜の栽培を行っているのは竹本さん・竹森さん・木下さんと農業ベテランのお三方。
伊賀農林事務所と名張市役所のご担当者とともに生育状況を確認します。

10月に栽培したものから順調に育っています。
週をずらして栽培することで長い期間販売できるようにしているんですね。

タネ菜が青々と茂っています。みずみずしい様子が写真からも伝わりますね。

長さを確認。大きいもので40cm前後まで育っていました。

根元をハサミで切って収穫していきます。

そのまま葉の部分をパクリといただきました。
まさにとれたてタネ菜、シャキシャキしておいしかったです！
生だと少し苦味があるので、お子様向けにはやはり火を通した方がいいかもしれませんね。
大人の方ならこの生ならではの苦味も楽しんでいただけると思いました。

その後、一株一株表面の土を拭き取り、袋詰めしていきます。

畑を後にして、次は屋内で販売に向けての打ち合わせ。
価格や量、規格について話し合います。

このような過程を経て、ようやく店頭に並び消費者の元に届けられるのですね。

3名の生産者さんにより丹精込めて育てられたタネ菜、いよいよ販売開始です。

12月初旬、PRのため名張市役所で販売会が行われました。

生産者の3名が直々に店頭に立って、来庁者に声をかけています。
みなさん珍しい野菜に足を止めて見てくださいました。

レシピも一緒に渡してタネ菜を熱心にPR。

市役所での販売会は今後も不定期で開催予定ですので、もし見かけることがあれば是非お立ち寄りください。

下記の直売所では常時タネ菜を販売しています。
「食べてみたい」「昨年食べておいしかったからリピートしたい」という方は足を運んでみてくださいね。

◎とれたて名張交流館
三重県名張市希央台２番町７７−１
Instagram：@toretatenabari10078

◎ＪＡいがふるさと　ほのぼの市場
三重県名張市夏見96
HP：https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=753

◎とれたて市ひぞっこ
三重県伊賀市平野西町1番1
HP：https://www.jaiga.or.jp/hizokko/

※販売期間：例年12月～2月頃
※日時によっては店頭に置いていない場合もありますので、詳細は店舗にお尋ねください。

消費者のみなさんにとって気になるのがタネ菜の栄養価ですよね。

タネ菜100gに含まれる主要な栄養素がコチラです。
分かりやすいよう小松菜とほうれん草と比較して表にまとめました。